PCのHDDに保存したデータが消えた謎『萌えガク日記』

パソコンメーカーのカスタマーサポート部門に派遣社員として勤務するブログ主のOL。

ハードディスクのデータが消えた。

パソコンを購入されたお客さまからの苦情がコールセンターを通じて、PCサポート部隊に届きます。

原因不明のものもありますが、なかにはユーザーの勘違いによるものも少なくなく…。


このブログを読んでいるかたなら知っていると思いますが、パソコンを購入されたお客さまのなかには「ショートカット」という機能のことを知らない初心者のかたもいらっしゃいます。

ショートカットは、ファイルやフォルダーにアクセスしやすいようにリンクされたアイコンのことですが、そのショートカットのアイコンを作成したお客さまがファイルのコピーと勘違いをして、元ファイルを削除してしまうようです。


その元ファイルがなくなってしまったショートカット アイコンをいくらクリックしてもリンク切れでファイルが表示されるわけもなく。
それで、お客さまは「ハードディスクに保存したデータが消えた」とメーカーに苦情の電話をかけてきます。


わたしは直接お客さまの対応をするわけではないのですが、初心者の、とくに感情的になってしまっている初心者のかたにハードディスクに保存したファイルを開けない理由を電話で説明するのは一苦労するだろうなあということをなんとなく想像…。


Windowsだと、ショートカットのアイコンは矢印のマークがついているのですが、その意味も分からず、肝心の本人がファイルを削除したという認識もなければ、なおさら、「おたくのパソコンが悪いッ！」とかたくなに言い張ると思われます。




ショートカットという機能はほかの家電ではなかなかない機能で、初めてその機能の説明を電話で聞いても、言葉は悪いですが頭の固いユーザーだと「？？？」と謎だらけになるのでは。




わたしはパソコンメーカーのカスタマーサポート部門で働いていますが、コールセンターからのユーザーの苦情を聞くと、あれもこれもとなんでもできる自由度が高いよりも限定された機能にしたほうが、もしかするとパソコン初心者には扱いやすいかもしれないなぁと思うことがあります。



熟練者には、物足りないパソコンになってしまうけれど。(汗)




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